まるでクルマが透明に…富士通テン、マルチアングルビジョンに新機能

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ドライバーの視線から車体を透過したような表示で周囲の確認をサポート
  • ドライバーの視線から車体を透過したような表示で周囲の確認をサポート
  • ドライバー視線で、車体を透過したような映像を360度表示

富士通テンは、車両の周囲360度の俯瞰映像をカーナビなどに表示できる「マルチアングルビジョン」に、車体を透過したようなドライバー視線の映像表示で周囲を確認できる新機能を開発した。

「マルチアングルビジョン」は、車両の前後および左右ドアミラーの4か所に取り付けたカメラで撮影した映像を合成。車両周囲360度の立体的俯瞰映像と、3次元CGで描画した車両の画像をカーナビなどの画面に表示する。

今回開発した新画面では、駐車状態でスイッチを押すと、車両周囲の映像をドライバー視線で車体を透過したように表示。これまでの車両上部から俯瞰映像では確認しづらかった小さな物体を、より直感的に把握できる。運転席からは容易に確認できない死角の、特に背の低い物体に気付きやすくなる。

富士通テンは今回開発した新画面を用い、新型『アルファード』『ヴェルファイア』のパノラミックビューモニターの「シースルービュー」機能をトヨタ自動車と共同で開発。同機能は標準またはメーカーオプションで設定されている。

《纐纈敏也@DAYS》

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