日高本線の運休区間、再び鵡川~様似間に拡大

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日高本線の路線図。中間部の鵡川~静内間のみ運休していたが、2月28日午後から静内~様似間の運転も休止する。
  • 日高本線の路線図。中間部の鵡川~静内間のみ運休していたが、2月28日午後から静内~様似間の運転も休止する。
  • 日高本線厚賀~大狩部間の様子。線路脇の土砂が波に洗われて流出している。
  • 日高本線厚賀~大狩部間の様子。護岸の構造物も一部が損壊している。運転再開までには相当な時間を要する見込みだ。
JR北海道は2月28日の午後から、日高本線の運休区間を現在の鵡川(むかわ町)~静内(新ひだか町)間51.6kmから鵡川~様似(様似町)間116.0kmに拡大する。バスによる代行輸送の実施区間も鵡川~様似間に拡大する。

日高本線は太平洋岸に沿って苫小牧(苫小牧市)~様似間146.5kmを結ぶJR北海道の鉄道路線。1月8日、途中の厚賀(日高町)~大狩部(新冠町)間で高波による土砂流出が発生し、線路脇の土砂が削り取られたことから、同区間を含む鵡川~様似間の運転を見合わせた。その後、1月27日から静内~様似間のみ運転を再開。運休区間は中間部の鵡川~静内間に縮小された。

土砂が流出した区間は、安全上の問題から営業列車を運行することができないものの、線路自体は残っており、列車を走らせることができる。一方、静内~様似間には給油や検査を行う施設がないため、同区間の再開に際しては営業列車で使用する車両を苫小牧方から毎日回送することにした。

しかし、災害が発生した区間で線路の状態が急速に変化。波浪による土砂の流出で沈み込みが進行し、車両の回送ができなくなった。このため、2月28日から静内~様似間の運行を再び見合わせることにした。

2月28日から3月13日までの運行計画によると、静内~様似間では1日4往復の代行バスを運行する。ただし、2月28日の午前中は列車を運行し、同日午後は代行バスを1本のみ運行。翌3月1日は代行バスを2往復運行する。それ以外の区間はこれまで通りとし、苫小牧~鵡川間は1日8.5往復の列車を運行。鵡川~静内間は1日4.5往復の代行バスを運行する。
《草町義和》

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