イタリアの自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は2月17日、1月の欧州における新車販売の結果を公表した。総販売台数は6万3509台。前年同月比は5.8%増と、5か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、主力のフィアットが前年同月比3.6%増の4万7377台と、2か月連続で増加。『500』シリーズと『パンダ』が、引き続き販売を牽引。フィアットブランドが1月、欧州Aセグメントにおいて、25か月連続で市場シェア1位を確保した。1月実績は、パンダが前年同月比8.4%増の1万3000台。500も7%増の1万4000台を売り上げる。
一方、ランチア/クライスラーは、前年同月比18.8%減の5578台と、3か月連続で減少。アルファロメオは4009台を販売。前年同月比は11.1%減と、3か月連続で前年実績を下回った。
クライスラーグループ傘下のジープブランドは、前年同月比164%増の5880台と、13か月連続の前年超え。
国別の販売実績では、地元イタリアとスペインが好調。1月実績の前年同月比は、イタリアが11.3%増、スペインが45.1%増。ドイツも4%増、フランスも9.9%増、英国も1.9%増と伸びた。
また、高級スポーツカーのフェラーリとマセラティは1月、欧州で合計660台を売り上げている。