富士急行、大月駅での接続を改善…3月14日ダイヤ改正

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『フジサン特急』は土曜・休日の河口湖発9時台の1本を8時台にシフトし、大月駅における上りJR特急との接続改善が図られる。
  • 『フジサン特急』は土曜・休日の河口湖発9時台の1本を8時台にシフトし、大月駅における上りJR特急との接続改善が図られる。
  • 普通列車は大月駅でのJRとの接続時間を15分以内にする列車が増える。写真は普通列車で運用されている6000系電車。
  • 『富士登山電車』は三つ峠駅と下吉田駅での停車時間を延ばし、駅ホームでの記念撮影や駅施設の見学時間を確保する。写真は下吉田駅に停車中の『富士登山電車』。
  • 14系客車が保存展示されている下吉田駅の「ブルートレインテラス」。『富士登山電車』はダイヤ改正にあわせて三つ峠駅と下吉田駅の停車時間を延ばし、駅施設の見学時間などを確保する。
  • 昨年実施された『成田エクスプレス』の富士急行線直通運転は、今年も3月1日から行われる。

富士急行は2月18日、富士急行線のダイヤ改正を3月14日に実施すると発表した。JRのダイヤ改正にあわせて大月駅での接続を改善。同時に交通系ICカード「Suica」のサービスを開始する。

『フジサン特急』は、土曜・休日の『フジサン特急2号』の河口湖発を、現在より18分繰り上げて8時47分発にする。これにより大月駅でJRの上り特急との接続改善を図り、朝の河口湖~新宿間が約1時間50分で結ばれるようになる。

普通列車では、大月駅でJR線との接続を15分以内にする列車を増やす。『富士登山電車』は三つ峠駅や下吉田駅での停車時間を延ばし、駅ホームでの記念撮影や駅施設の見学時間を確保する。

この改正に先立つ3月1日からは、JR特急『成田エクスプレス』の富士急行線への直通運転が再び行われる。運行期間は6月28日までの土曜・休日。ダイヤ改正前の3月1・7・8日は『成田エクスプレス10号』が成田空港9時15分発~大月11時54分着~河口湖12時43分着、『41号』が河口湖14時13分発~大月15時08分発~成田空港17時29分着の時刻で運行される。改正後は『8号』が『10号』に変わり、河口湖着を12時41分に変更。『41号』も河口湖発を14時14分に変更する。

このほか、富士急行線の全18駅でICカードによる改札機の入出場サービスをダイヤ改正と同時に開始する。SuicaのほかSuicaとの相互利用サービスに対応している交通系ICカードも利用できる。チャージサービスは大月駅や富士山駅など12駅で行う。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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