5人が死傷する高架下火災...首都高速7号

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高速7号小松川線の高架下で起きた火災(16日午前)
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16日午前11時07分頃に起きた高架橋の塗装作業中の火災で、首都高速7号小松川線全線で通行止めが続いている。作業員5人が死傷する火災で、再開のめどはたっていない。

現場は江戸川区西小松川町29付近。都心から千葉方面へ、荒川と中川を横切り左岸に渡ってまもなくの地点だ。高架橋の塗装作業中の火災で、橋の上を走る車両の運転者が、高架下から煙が出ているのを発見し通報した。

出火当時、作業には34人の作業員が従事していたが、そのうち5人が緊急搬送された。佐藤塗装興業 (北海道苫小牧市)の21歳と33歳の男性2人が死亡した。残る3人は軽症。

この火災で、高速7号小松川線上下線(両国JCT~京葉道路接続部)と、高速中央環状線(外回り)清新町出口、同(内回り)船堀橋出口が通行止めとなっている。中央環状線出口の通行止めは、火災による停電で料金収受ができなくなったことによる。

下り線側に被害が著しい。消防と警察が原因を調査中だ。

首都高速では小松川線のほかにも東京都と神奈川県の22か所で塗装作業を行っていたが、この火災の原因が確定し、防止対策が確立するまで工事を中止する。

首都高速では、昨年3月にも首都高速3号渋谷線で同様の塗装工事中の高架下火災があった。

《中島みなみ》

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