低炭素杯、ファイナリスト39団体が最終プレゼン…トマト栽培からエコ運転まで

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低炭素杯2015、ファイナリストによる最終プレゼンテーション。写真は自動車教習所ファインモータースクール(13日)
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日本各地でおこなわれている低炭素化社会に向けた取り組みを表彰する「低炭素杯2015」。2月13日には、応募した1700団体から選ばれた学校、非営利団体、企業、自治体など39団体が、最終プレゼンテーションを実施、グランプリ受賞に向けそれぞれの取り組みを紹介した。

低炭素杯の開催は今年で5年目。産官学民、規模の大小に関わらず、全国各地の様々な低炭素化・CO2削減に向けた取り組みを紹介すると同時に、それぞれの情報を共有しさらなる発展をめざし交流、連携を図る場として展開している。

今年は、地域活動部門13団体、学生活動部門8団体、地域エネルギー部門7団体、企業活動部門11団体の計39団体が、ファイナリストとして最終プレゼンテーションに臨んだ。

地域活動部門では、スマートコミュニティの推進やバイオディーゼル燃料を活用した農業、廃棄うどんからバイオマス燃料を生成する仕組みや、ゴルフへはクルマを使わず電車で行こうといった呼びかけまで様々な発表がおこなわれた。

学生活動部門では、キノコから抽出した植物成長調整物質を使用したエコ資材「AHXチップ」によるトマト栽培での成功事例といった本格的なものから、ふるさとの自然を守るためのグリーンカーテンづくりといった身近なエコ事例、沖縄の赤土流出への対策などについて、「子どもでもできる、子どもだからこそできるエコ活動」を元気いっぱいに発表した。

地域エネルギー部門では、温泉地をエコリゾートとするための電動バス導入や小水力発電(宇奈月温泉)、メガソーラーを活用したブルーベリーなど農産物の生産など地産地消の取り組みを紹介。

企業活動部門では、楽器を販売するヤマハの社員が取り組んでいるエコ活動の紹介、ヤマトホールディングスによる「ネコロジー」と名付けた物流の低炭素化、大成建設による建設現場での取り組みなどについて、寸劇を交えながらプレゼンテーションがおこなわれた。

企業活動部門にエントリーした自動車教習所のファインモータースクール(埼玉県)は、2014年 6月に開始した「卒業生燃費追跡調査(SNT)プロジェクト」の調査結果を発表。エコドライブ教習を受講した教習生の燃費が、卒業後も高い水準で維持されていることを報告。卒業生約1万4000人による年間のCO2排出削減量が6020tとなり、エコドライブが国内の全ドライバーに波及することで年間1億5000万tもの削減量が期待できる、とまとめた。

14日にグランプリである環境大臣賞、以下11賞の表彰式がおこなわれる。

《宮崎壮人》

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