全日本空輸(ANA)は、2015年3月よりシンガポール、ジャカルタ、バンコク路線の上級サービスの拡充すると発表した。この3路線は、東南アジア路線の中でビジネスユーザーが特に多く、北米=アジア間の乗り継ぎや訪日利用も伸びている。
2015年サマーダイヤから成田~シンガポール・バンコク線を増便する。増便後は羽田・成田合わせて1日11便を運航することに加え、成田では北米10地点との相互乗り継ぎが可能となるなど、利便性が高まる。
また、3月以降、成田~シンガポール・バンコク/羽田~ジャカルタ線の運航機材をボーイング『787』に変更する。主に欧米路線へ投入していた長距離仕様の機材だが、今回、一部の東南アジア路線にも投入する。
これらの東南アジア路線は、ビジネス利用客からプレミアムエコノミーの設定や、ビジネスクラスのサービスの充実、北米~アジア間で乗り継ぐ乗客からは、北米路線並みのサービス拡充を要望していた。
その利用客の声に対応して、シンガポール・バンコク・ジャカルタ線に、プレミアムエコノミーサービスをアジア線に初めて導入する。
同時に、ビジネスクラスでは機内食を充実し「コース形式」で一品ずつ提供するスタイルへの変更する。
さらに、シンガポール線ではファーストクラスを導入するなど、上級クラスのサービスの充実を図る。