現在来日中の Dais Nagao 氏は、ハーレーダビッドソン(本社:アメリカ・ミルウォーキー)の開発チーム・デザイン担当だが、彼の話によると、『STREET750(ストリート750)』の素材へのこだわりは開発段階からあったという。「ターゲットを若年層とアーバンライダーとした今回のストリート750は、軽量であることは絶対条件でしたが、あえて車体の各部に“鉄”のパーツを多用しました」とNagao氏はいう。続けて「樹脂パーツを用いた方が、軽さという面では利点がありますが、ユーザーに長く乗っていただくことを考えると、鉄が少しずつやれていくのも楽しんでいただきたいと思いました」(Nagao 氏)樹脂、鉄ともに経年による劣化、さらに普段使いによる傷つきなどは避けられないもの。しかし、鉄の場合はそれさえも利点になる。Nagao氏は「磨くのも楽しみのうちのひとつですし、傷がついてへこんでしまったり、サビが出たりも、オーナーにとっては愛着が湧くものでしょう。これまでのハーレーダビッドソンがそうだったように、そういった乗り込むほどに“味”が出るようなモーターサイクルにしたかったのです」と語る。つまり、ビギナーへのエントリーモデルとしての役割も担うストリート750だが、ハーレーダビッドソンである以上、従来のモデル同様、長く付き合える相棒としていつまでも乗れるよう設計されたということだ。実車を前にすると、“鉄馬”とも言われるハーレーダビッドソンらしさが押し出されている。
新型ハーレー『ブレイクアウト』&『ローライダー ST』に、SNSでは「更にカッコ良くなってきた」「奥さんの説得頑張るか」など反響 2025年7月10日 ハーレーダビッドソンジャパンは7月3日、2025年モデルに加わる…