【ハーレーダビッドソン ストリート750 発表】あえて多用の“鉄パーツ”、愛着の持てる1台に

モーターサイクル 新型車
ハーレーダビッドソン Dais Nagao氏
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  • ハーレーダビッドソン ストリート750
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現在来日中の Dais Nagao 氏は、ハーレーダビッドソン(本社:アメリカ・ミルウォーキー)の開発チーム・デザイン担当だが、彼の話によると、『STREET750(ストリート750)』の素材へのこだわりは開発段階からあったという。

「ターゲットを若年層とアーバンライダーとした今回のストリート750は、軽量であることは絶対条件でしたが、あえて車体の各部に“鉄”のパーツを多用しました」とNagao氏はいう。

続けて「樹脂パーツを用いた方が、軽さという面では利点がありますが、ユーザーに長く乗っていただくことを考えると、鉄が少しずつやれていくのも楽しんでいただきたいと思いました」(Nagao 氏)

樹脂、鉄ともに経年による劣化、さらに普段使いによる傷つきなどは避けられないもの。しかし、鉄の場合はそれさえも利点になる。Nagao氏は「磨くのも楽しみのうちのひとつですし、傷がついてへこんでしまったり、サビが出たりも、オーナーにとっては愛着が湧くものでしょう。これまでのハーレーダビッドソンがそうだったように、そういった乗り込むほどに“味”が出るようなモーターサイクルにしたかったのです」と語る。

つまり、ビギナーへのエントリーモデルとしての役割も担うストリート750だが、ハーレーダビッドソンである以上、従来のモデル同様、長く付き合える相棒としていつまでも乗れるよう設計されたということだ。

実車を前にすると、“鉄馬”とも言われるハーレーダビッドソンらしさが押し出されている。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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