NTTファイナンスは、航空機エンジンリース事業に参入すると発表した。日本政策投資銀行(DBJ)が設立したVリース株式の一部をNTTファイナンスが取得することで合意した。
DBJは、航空機と航空機エンジンをサポートしてきた。傘下にあるVリースは、日本企業が参画するエンジン共同開発主体である合弁会社に対してリースを提供することで、合弁会社の財務体質改善や、合弁会社内部における日本企業の存在感を高めることに貢献してきた。
NTTファイナンスは、航空機をグローバル市場での高い流動性と価値が見いだせるグローバルアセットと位置付け、成長分野である航空機リース・ファイナンスについて専門組織を設置して、様々な取り組みを推進してきた。
DBJとNTTファイナンスは、航空機のファイナンス事業で関係を構築してきたが、今回NTTファイナンスがVリースに資本参加することで、航空機エンジンリース事業でも協業する。
協業を通じて、相互の強みを発揮して、航空機エンジン業界でプレゼンスの向上を図る方針だ。