デンソー、大型トラック用電動式冷凍システムが「省エネ大賞 経済産業大臣賞」

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大型トラック用電動式冷凍システム
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デンソーは1月19日、「省エネ大賞」の製品・ビジネスモデル部門で、日野自動車と共同開発した大型トラック用電動式冷凍システムが、最高位である経済産業大臣賞を受賞したと発表した。

冷凍車は通常、冷凍機専用に追加搭載したサブエンジン、または車両走行用のメインエンジンによりコンプレッサーを駆動するが、今回共同開発した電動式冷凍システムは、ハイブリッドシステムを応用。走行時に効果的に発電、または回生したエネルギーを冷凍機用電動コンプレッサーの駆動のみに使用する。

これにより、冷凍機用コンプレッサーを駆動するためにエンジンを稼動させていた分の燃料消費量とそれに伴うCO2排出量を大幅に低減。電動式冷凍システムでは、サブエンジンを搭載した冷凍機と比較して冷凍機駆動に必要な燃料消費量の64%を効率化することができる。

同製品は2014年2月に発売された日野『プロフィア』に搭載されている。

デンソーは、省エネルギー活動に全社一丸となって取り組む姿勢が評価され、2009年度に組織部門、2011年度には、「必要な時に必要なだけエネルギーを使用・供給する」を目指したエネルギーJIT(ジャスト・イン・タイム)活動において事例部門で経済産業大臣賞を受賞。製品・ビジネスモデル部門では、2001年度の自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機(エコキュート)の受賞から13年ぶりとなる受賞となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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