島根県の一畑電車は2月8日、新たに導入する1000系電車の試乗会を開催する。定期列車1本を試乗列車として運転するほか、定期券を所持している人に限り乗車できる臨時列車2本を1000系で運転する。
試乗列車の運行区間と時刻は、松江しんじ湖温泉10時37分発~出雲大社前11時38分着と、電鉄出雲市10時30分発~雲州平田10時48分着、雲州平田11時00分発~電鉄出雲市11時23分着。このうち松江しんじ湖温泉10時37分発は各駅停車の定期列車で、定期券を所持している人は区間に関係なく乗車できる。
それ以外の2本は臨時列車として運転。乗車に際しては予約が必要で、定期券を所持している人に限り乗車できる。途中駅は大津町・川跡両駅のみ乗り降りできる。
1000系は既存車両の老朽化対策として、東京急行電鉄(東急)から購入した車両。東急の1000系は1988年に登場し、現在は池上線や東急多摩川線で運用されているほか、一部の車両が長野県の上田電鉄と三重県の伊賀鉄道に譲渡されている。一畑電車の1000系は、一畑電気鉄道時代からの塗装の一つであるオレンジ色に細い白線を入れたデザインになる。