三菱航空機は1月5日、愛知県名古屋市港区にある現社屋から、同県春日井郡にある県営名古屋空港ターミナルビルに本社全機能を移転したと発表した。今回の移転は、今後本格化する飛行試験や量産準備を見据えてのもの。
同社は、2014年10月18日に三菱リージョナルジェット『MRJ』をロールアウト。MRJの最終組み立ておよび飛行試験は、県営名古屋空港と、隣接する三菱重工業名古屋航空宇宙システム小牧南工場で行なわれており、本社機能の移転で効率的な業務遂行体制を整える。
三菱航空機は「今回の本社機能の移転を機に、更なる受注、開発の玉成に向けて全社一丸で邁進する」としている。