渋滞緩和のため計画されたクアラルンプールとクラン間を結ぶバス高速輸送(BRT)システムが3月をめどに運行を開始すると、ニュー・ストレーツ・タイムズが伝えた。
公共陸運委員会(SPAD)によると、BRTはクアラルンプールのパサ・セニとクランのバンダル・クランを結ぶ全長34km。BRTはフェデラル・ハイウェイの中央に敷かれた専用レーンを走行。現在バスでは90分かかるところを、35分に短縮される。
トラム(路面電車)と同様に専用レーンをバス車両で運行するBRTは、軽便鉄道(LRT)などと比べて開業コストが安く、渋滞に左右されないため時刻表通りの運行が可能といった利点がある。
フェデラル・ハイウェイの交通量は容量を超えており、BRTにより渋滞の緩和や、公共交通機関の利用促進となると見込まれている。