米国の大手自動車部品メーカー、ボルグワーナーは11月25日、フォルクスワーゲンの中国生産車に、ターボチャージャーを供給すると発表した。
ボルグワーナーは、自動車用ターボチャージャー製造の大手として知られる存在。また、排出ガスをクリーンにする技術でも世界をリードしている。
ボルグワーナーがフォルクスワーゲンに供給するのは、中国で現地生産されるフォルクスワーゲングループ各車用の1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」用のターボチャージャー。仕様の違いにより、最大出力は130psから137psまでを設定する。
1.4TSIには、ボルグワーナー製の「B01」と呼ばれるターボチャージャーを装着。エンジン排気量をダウンサイジングしながら、パワーを引き出し、燃費を向上させる効果をもたらす。
ボルグワーナーのターボシステムズのフレデリック・リサルド社長は、「我々のターボ技術が、中国のフォルクスワーゲングループのパフォーマンスと燃費を高める手助けになることを誇りに思う」と述べている。