2014年10月、イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリの会長を退いたルカ・ディ・モンテゼーモロ氏。同氏の再就職先が決定した。
これは11月26日、イタリアの航空大手、アリタリア航空が明らかにしたもの。同社は、「2015年1月1日付けで、ルカ・ディ・モンテゼーモロ氏を、アリタリア航空の会長に起用する」と発表している。
ルカ・ディ・モンテゼーモロ氏は1970年代から、フェラーリ創業者のエンツォ・フェラーリ氏の右腕として活躍。エンツォ・フェラーリ氏の死去後は、1991年から23年に渡って、フェラーリの会長を務めてきた。
なお、アリタリア航空は現在、経営再建に取り組んでおり、中東アブダビのエティハド航空からの出資を受け入れたばかり。同社は、新生アリタリア航空の出発に合わせて、経営陣を刷新。ルカ・ディ・モンテゼーモロ氏の会長への起用も、その一環となる。
ルカ・ディ・モンテゼーモロ氏は、「アリタリア航空の歴史におけるエキサイティングな時期に、新たな経営陣として迎え入れられたことを誇りに思う」とコメントしている。