出光興産は、ジャパン・マリンユナイテッドの呉事業所で建造された30万載貨重量トン大型原油タンカー(VLCC)の竣工式典を実施、船を「アポロ・ドリーム」と命名した。
船は、出光興産100%出資子会社である出光タンカーの船隊を整備するため、2012年に発注したマラッカ海峡を通過できる最大船型マラッカマックス型のVLCC。
従来船と比較して燃料消費量を1割以上削減したほか、排気ガス中の窒素酸化物排出量を抑制する、国際海事機関の新規則に対応した主機関を採用、環境に配慮した。
出光興産は、船を船隊に加えることで、原油調達の安定性を強化し、日本のエネルギーセキュリティに貢献するとしている。