GM の大規模リコール、補償請求の期限を1か月延長

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大規模なリコール(回収・無償修理)問題が起きている米国の自動車最大手、GM。同社が、この不具合に起因して起きた事故について、補償請求の期限を延長することを決めた。

今回のGMのリコールは、イグニッション(点火)スイッチの不具合によるもの。走行中、エンジンキーが勝手に、オフまたはアクセサリーの位置へ戻り、エンジンが停止。この状態で事故を起こせば、エアバッグが作動しない。この不具合による事故で、少なくとも13名の乗員が死亡したとされる。

2014年6月、GMが設立した被害者補償のための基金は、事故で死亡した顧客の遺族に、少なくとも100万ドルを支払うと発表。負傷者に対する補償も行うと公表した。補償の申請受付は、8月1日から開始。当初の予定では、12月31日で締め切る計画だった。

11月16日、GMは声明を発表。弁護士のケネス・ファインバーグ氏が提案した2015年1月31日までの1か月の補償申請受付の期限延長に、同意することを明らかにした。

GMは、「このプログラムの目標は、影響を受けた全員を補償すること」とコメントしている。

《森脇稔》

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