日本ソフトウェアアプローチは、「次世代自動車エンジン(円弧動エンジン)」の開発に伴い、開発連携企業を募ると発表した。
円弧動エンジンは、現行の自動車エンジンである「レシプロエンジン」と軽量コンパクトながら高出力を発生する「ロータリーエンジン」の利点を融合した、新しい発想から誕生した構造を有する内燃機関。ドーナツ状のシリンダー内に、ドーナツ状の中心を起点に円弧を描いて往復運動するピストンを収め、4つの燃焼室を設けるという、レシプロ式とロータリー式の双方の利点を活かしたユニークな構造としている。
円弧動エンジンは、排気量1080ccで本体重量13.9kg、往復質量は374g。往復質量の軽減・フリクションの低減・吸気における自然過給効果により、排気量3000ccクラスのエンジンに相当する出力244psを実現する。また、エンジンの軽量化・車体の軽量化・エンジンの高効率化・エンジンの低回転化により、燃費を1/3以下に低減することができるという。
日本ソフトウェアアプローチでは、共同開発社を募り、新連携アベニュー(中小企業新事業活動促進法に基づく異分野連携新事業)により、次世代エンジンの開発を目指す。新エンジンは2017年3月に完成予定。