日本で初めてのオースチンセブンだけの集まり…1st オースチンセブンデイ

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ずらりと並んだオースチン・セブンの日本製ボディ
  • ずらりと並んだオースチン・セブンの日本製ボディ
  • 1st オースチンセブンデイ
  • 故小林彰太郎氏が保有していた2台と、ダットサン16型(左)
  • 故小林彰太郎氏が長年保有していたオースチン・セブンチャミー
  • 現在はご家族は所有するオースチン・セブンクーペ
  • 故小林彰太郎氏のコレクションから、当時の貴重な写真が飾られていた
  • オースチン・セブンはレースシーンでも活躍した。この3台はモノポストと呼ばれるシングルシーター。
  • モノポストはこのように1人乗り

11月9日、第1回目となる「オースチンセブンデイ」が、トヨタ博物館駐車場(愛知県長久手市)にて開催された。主催はオースチンセブンデイ実行委員会。

1922年、イギリスのバーミンガムにある工場でラインオフし、約20年に渡り生産された大衆車がこのオースチン『セブン』である。イギリス以外でも、ドイツではディクシー社(のちにBMWが吸収)が生産していたほか、日本でも数百台が輸入された。その中にはシャシーで持ち込まれ、日本製ボディが架装されたクルマもあった。

このセブンを対象としたイベントは、杉本純一実行委員長を発起人として開催された。氏は現在大学院生で、数年前、自身でセブンを購入しコツコツとレストアを行っていた。その途上、自動車ジャーナリストで、カーグラフィック誌の初代編集長でもあった小林彰太郎氏と知り合い、交流を深めていた。

小林彰太郎氏もオースチンセブンを保有し、ライフワークとして前述の日本製ボディの研究をしていたが、昨年10月28日に惜しくも他界されてしまった。そこで、亡くなる前日にトヨタ博物館で講演を行っていたことから、氏の追悼の意を込めてこのイベントを同会場で開催することになったのである。

その趣旨に賛同して、今回30台近い参加者が集合。そのうち4台が日本製ボディであった。また、トヨタ博物館内に小林彰太郎氏が以前保有されていた『チャミー』と、現在ご家族が所有されている『クーペ』の2台が展示され、その後ろには、氏が長年にわたり収集された貴重な資料などが展示されていた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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