JXホールディングスが発表した2014年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比89.8%減の142億円となった。
売上高は同5.8%減の5兆4424億円と減収となった。
石油製品はガソリンが消費税前の駆け込み需要の反動や夏場の天候不順の影響で大幅に減少し、石油化学製品も低調だったため、エネルギーは減収となった。石油・天然ガス開発事業は増収、金属事業は銅の販売量増加や為替換算の影響で増収だった。
原油価格の下落に伴う在庫影響で損失が発生、石油・天然ガス開発での操業費増加などの影響で、経常利益は同76.2%減の419億円と大幅減益となった。
在庫影響を除いた実質経常利益でも、円安による増益効果があるものの、石油製品・石油化学製品販売数量減、各事業での一時的経費増などの影響で減益となった。
純利益は同80.3%減の176億円だった。
通期業績見通しは原油価格の下落などから売上高を前回予想から3300億円減の11兆7200億円に下方修正した。営業利益も在庫影響による損失拡大で、前回予想より700億円減の1050億円、経常利益が650億円減の1800億円、純利益が500億円減の700億円になる見通し。