ドイツのZFは、北京汽車集団(BAICグループ)と乗用車用シャシシステムの開発、組立を行う合弁会社を設立することで合意したと発表した。
合弁会社はZFが51%出資して、北京南東に位置する北京経済技術開発区(BDA)に設立する。1000万ユーロ超を投じて工場を新設する。
2015年初めからプラントプランナーが生産設備の設置を準備するとともに、エンジニアが開発作業に入る。シャシモジュールの組立は、2015年以降に開始する計画。
従業員数約200人で、初期生産能力20万台体制でフロント・リアシャシモジュールの組立を行い、BAICグループの様々な自動車ブランドなどに納入する。
ZFはBAIC汽車とダイムラーの合弁会社北京ベンツ汽車(BBAC)に製品を納入している。具体的には、中国で生産されている現行のメルセデスCクラス、Eクラス、GLKクラス向けフロント・リアシャシモジュール一式をZFは供給している。
ZFとBAICグループは、さらに協力を拡大するため検討していく方針。