国交省、東日本大震災で被災した中小造船事業者へ補助金交付

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国土交通省海事局は、南三陸造船鉄工とマリン遠山に「造船業等復興支援事業費補助金」の交付を決定したと発表した。

東日本大震災により被災し、地盤沈下によって復興が困難となっている中小造船事業者が、事業集約などにより経営基盤の強化を目的に造船施設などを整備する事業を支援するため「造船業等復興支援事業費補助金」制度が2013年度予算から創設された。

補助金にかかる基金約160億円を設置し、補助金業務を行う機関として日本財団が公募により選定され、補助金交付申請を受付けている。今回、日本財団に対し、補助金交付を申請した2社への交付が決定された。

志津川造船鉄工所、カトーディーゼル、小野造船所が共同利用する船舶建造・修繕用の建物と設備を、3社が設立した「南三陸造船鉄工」が整備するため、約1億1000万円が支給される。

また、遠山工業、シミズモータースが、共同で利用する船舶建造・修繕用の建物と設備を、2社が設立した「マリン遠山合同会社」が整備するため、約1億1000万円を支給する。

造船復興補助金の総交付決定額は、今回の交付決定により3件に対して約6億8300万円となる。

《レスポンス編集部》

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