メルセデス・ベンツ日本は9月24日、スマート『フォーツークーペ』などのヒーターシャットオフバルブに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『フォーツークーペ』『フォーツークーペ ターボ』『フォーツークーペ ブラバス』『フォーツー カブリオ』『フォーツー カブリオ ターボ』『フォーツー カブリオ ブラバス』の6車種で、2010年10月26日~2014年7月26日の間に輸入された4504台。
ヒーターへの冷却水の流入を制御しているヒーターシャットオフバルブにおいて、当該バルブ内部の設計が不適切なため、冷却水が内部で漏れるものがある。そのため、漏れた冷却水が気化して電子基板へ結露することでショートが発生して当該バルブが作動不良となり、最悪の場合、電子基板が過熱して火災に至るおそれがある。
全車両、ヒーターシャットオフバルブの機能を停止させる。
不具合は2件発生、事故は起きていない。市場およびドイツ本国からの報告でわかった。