【ジャカルタモーターショー14】SX4 Sクロスを参考出品…1年以内にインドネシア投入か

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ライトグリーンメタリックのボディカラーが会場で一際目立っていた「SX4 S-CROSS」
  • ライトグリーンメタリックのボディカラーが会場で一際目立っていた「SX4 S-CROSS」
  • 内装はロックがかかっていて、撮影できたのはここまで
  • 記者会見会場で質問に答えるスズキ鈴井俊宏副社長
  • スズキの記者会見

スズキは第22回インドネシア国際モーターショーで、同社がハンガリーで生産する小型SUV『SX4 S-CROSS』を参考出品。鈴木俊宏副社長は、プレスカンファレンスの後に開催された記者会見で「市場動向を見ながら1年以内に(インドネシア国内で)販売を開始したい」とした。

SX4 S-CROSSは、日本でも販売されているSX-4の後継車として、2013年3月のジュネーブモーターショーでデビュー。居住性やラゲッジスペースの拡大を図られ、デザイン面でも高く評価されている。現在はハンガリーのマジャールスズキでのみ生産が行われ、中近東、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコなどにも輸出されている。

ショー会場に参考出品されたSX4 Sクロスは、メインカラーでもあるライトグリーンメタリックのボディ色が一際目立つ。存在感も大きかった。このモデルに会場を訪れたプレス関係者が注目したのも無理はない。

鈴木副社長の回答は「参考出品したSX4 Sクロスはインドネシア国内で販売の予定があるのか?」との質問に答えたもの。インドネシア経済は順調とは行かないまでも、国民の生活水準は着実に向上しており、ユーザーの志向もよりハイグレードなクルマへと移行しつつある。より高級なSX4 Sクロスへの関心も高い。

ただ、ASEAN域外からの輸入して販売するとなれば高額課税は避けられず、販売価格はちょっとした高級車並みになりかねない。質問はこうした背景の下、インドネシア国内での生産の可能についても言及した。

これに対して鈴木副社長は「現時点でインドネシア国内での生産予定はない」と回答。仮に販売となった場合は高価格帯での販売となるのはほぼ確実で、その意味で販売台数は限定的なものになりそうだ。

《会田肇》

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