貧困都市の孤児のため
アフリカの貧しい孤児たちの教育支援のため、イギリス・ロンドン生まれの女優・歌手のジェーン・バーキンが、自身の名前がついたエルメスの高級バッグ「バーキン」の1つを競売にかける。
(画像はイメージ、Wikimedia Commonsより)
アフリカの貧困都市の孤児たちに美術教育を提供する「アンノズ・アフリカ」の基金集めに賛同し、「バーキン」を同団体のオンラインオークションに出品することに決めたという。
520万円以上の落札予想
高級バッグ「バーキン」は、パリからロンドンに向かう飛行機で、ジェーンの隣に偶然座ったエルメス元社長のジャン=ルイ・デュマが1981年、ジェーンのために週末向けのレザーバッグを作ったのが誕生のきっかけだ。
「バーキン」の通常の小売価格は、4800ポンド(約83万円)から10万ポンド(約1700万円)に及ぶ。バーキンが出品するバッグは最低落札価格が1万ポンド(約170万円)に設定されており、3万ポンド(約520万円)以上の落札が予想されている。
ジェーンは英タブロイド紙の取材に、自身のバッグがアンノズ・アフリカを支援するため、競売にかけられことを明言。バッグが、ケニアのスラム街に役立てられるとし、売り上げによって、アート、ダンス、音楽、サーカスなどの楽しみが提供でき、何百人もの子供たちに希望や将来を与えることができると述べた。
また、ジェーンの甥にあたり、21歳の誕生日を迎える前に交通事故で死亡した詩人アンノ・バーキンの名前が冠されたチャリティを援助することが、出品するバッグにとっての「素晴らしい最後」と語った。
ジェーンの娘で、フランスで女優、歌手として活躍するシャルロット・ゲンズブールも、アンノ・バーキンへの追悼の意味も込めた同チャリティに向けて、自身のサイン入りのバレンシアガ・シティ・バッグを出品するという。