ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ZF社は9月15日、TRWオートモーティブ(以下、TRW)を買収することで合意した、と発表した。
TRWは、米国の自動車部品大手。ZFがTRWを買収することにより、ドイツのボッシュに次いで、世界第2位の自動車部品メーカーが誕生する。
具体的には、ZFとTRWを合わせて、年間の売り上げは、300億ユーロ(約4兆1600億円)以上に到達。従業員の総数も、およそ13万8000名という巨大な自動車部品メーカーとなる。
ZFはTRWを買収することで、燃費を高める環境技術や、自動運転を含めた安全技術の開発を、いっそう促進する方針。
ZFのステファン・ゾンマーCEOは、「TRWの買収は、我々の長期的な戦略に見合うもの。この買収が、素晴らしい成功を収めてきた2社を統合する」とコメントしている。