フェラーリ 決算、生産抑制でも純利益は9.8%増…2014年上半期

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イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは9月11日、2014年上半期(1-6月)の決算を発表した。

同社の発表によると、上半期の売上高は13億4860万ユーロ(約1865億円)。前年同期に対して、14.5%増加した。また純利益は、1億2660万ユーロ(約175億円)。前年同期比は9.8%増と伸びている。

2014年上半期の世界新車販売は、前年同期比3.6%減の3631台。これは生産台数を抑制し、ブランドの希少価値を保つフェラーリの戦略による。

市場別では、米国が前年同期比13%増の1062台と好調。これに続いたのは英国で、7%減の408台を売り上げた。地元イタリアは、13%増の131台と回復。

一方、中国(香港を含む)は、17.2%減の285台と、上半期としては2期連続で減少。香港での高級品に対する増税の影響を受けた。日本は13%増の195台。オーストラリアは7.7%増の56台を売り上げた。

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、「生産台数を抑制しているにもかかわらず、記録的な決算が続いていることに大変満足している」と述べている。

《森脇稔》

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