マツダの小飼雅道社長は9月11日に都内で開いた新型『デミオ』発表会で、新型車に搭載する新開発の1.5リットルディーゼルエンジンを他のBセグメントおよびCセグメントモデルにも順次展開する計画を明らかにした。
小飼社長は「すべてのお客様に走る喜びと優れた環境、安全性能をお届けするためにコンパクトカーに搭載可能なディーゼルエンジン、SKYACTIV-D 1.5を開発し、国内最量販車種であるデミオに採用する」と搭載の経緯を語った。
さらにエンジンに関して「CX-5などに搭載しているSKYACTIV-D 2.2と同じ低圧縮比コンセプトにより、高価なNOx後処理装置なしで高い環境性能を実現しながら2.5リットルガソリンエンジン並みのトルクフルな走りと高回転までリニアに加速する優れた運動性能を発揮する」と説明。
その上で「昨年の国内ディーゼル乗用車販売実績の6割がマツダだった。我々がマーケットを開拓してきた国内で先駆者としての責任を果たすためにクリーンディーゼルの一層の普及を目指す」と意気込みを見せた。