【マツダ デミオ 新型発表】「ディーゼル車拡大にポテンシャル」 MINIにも相乗効果期待

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マツダ デミオ 新型
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  • マツダ・パワートレイン開発本部 仁井内進副本部長
  • マツダ デミオ SKYACTIV-D 1.5(プロトタイプ)

4代目となった新型『デミオ』の最大の注目点は、SKYACTIV技術による1.5リットルのクリーンディーゼルエンジン(DE)が新搭載されたことだ。既存内燃機関ながら、環境と走りを両立させたDEは日本でも復活が加速しそうだ。

マツダのパワートレイン開発本部の仁井内進副本部長によると、「日本では2011年以前のほぼ10年間は、厳しい排ガス規制によってほとんどDE乗用車は存在しない状況」だった。しかし、世界で最も厳しい現行の「ポスト新長期規制」(09年施行)をクリアしたクリーンDE技術が実用化された10年あたりから、日本でもDE乗用車が復活してきた。

マツダによると、同社初のクリーンDEを搭載した『CX-5』が登場する前年の11年には9000台規模だったのが、13年は約7万5000台に拡大し、うち6割をマツダ車が占めた。仁井内氏はデミオへのDE展開は「幅広いユーザー層をかかえるコンパクト車では初めてであり、さらにクリーンDEが拡大するポテンシャルはある」と見る。

9月8日にはBMW日本法人が「MINI」にDE車も設定・発売しており、仁井内氏は「相乗効果」も期待、「環境性能と走りの楽しさを両立できるクリーンDEの良さを更に広めたい」と話している。

《池原照雄》

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