東芝、筑肥線新型電車の駆動システムを受注

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東芝の全閉PMSM(左)4in1VVVFインバーター装置(右)。JR九州の305系に搭載される。
  • 東芝の全閉PMSM(左)4in1VVVFインバーター装置(右)。JR九州の305系に搭載される。
  • JR九州の筑肥線305系のイメージ。2015年の2月から3月にかけて36両が投入される。
東芝は9月3日、JR九州の305系電車に搭載する全閉型永久磁石同期電動機(全閉PMSM)と4in1VVVFインバーター装置を組み合わせた駆動システムを受注したと発表した。JRグループの量産型営業車両での採用は初めて。

305系は、JR九州が2015年の2月から3月にかけて36両(6両編成6本)導入する予定の新型車両。筑肥線姪浜~唐津間と唐津線唐津~西唐津間で運用されるほか、福岡市地下鉄空港線にも乗り入れる。

東芝は305系を構成する部品のうち、全閉PMSMと4in1VVVFインバーター装置を組み合わせた駆動システムを受注した。全閉PMSMは定格効率97%を実現する高効率モーターで、開放型誘導電動機の定格効率90%に比べ、飛躍的に効率が向上するという。

4in1VVVFインバーター装置は、1台の冷却器に対して4つのインバーター回路を配置した4in1インバーターユニットを2台搭載することで、8台の全閉PMSMを1台のVVVFインバーター装置で駆動できるシステム。これにより走行中の消費電力を削減するとともに電力回生ブレーキの負担を増やし、回生電力量を増加させることで車両全体の省エネルギー化を実現する。
《草町義和》

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