東京地下鉄(東京メトロ)はこのほど、災害発生時に使用する緊急用バイクを車両基地に配備した。同社が8月28日発表した。
同社によると、2012年12月に緊急用バイク4台を本社に配備。首都圏直下地震などの災害が発生した際は、本社の社員が鉄道施設の被害状況の把握や要員派遣のための地上ルートの確認ができるよう体制を整えた。今回、車両基地にも緊急用バイクを配備し、情報収集時間の短縮や情報収集エリアの拡大、情報収集量の増加を可能にする。
今回配備した緊急用バイク10台は、本社に配備したものと同じヤマハ発動機のSEROW250。中野車両基地(東京都中野区)に3台、深川車両基地(江東区)に2台、綾瀬車両基地(足立区)に3台、鷺沼車両基地(神奈川県川崎市)に2台、それぞれ配備した。ナビゲーションシステムを10台全てに搭載し、機動力を高めたという。