大規模なリコール(回収・無償修理)問題が起きている米国の自動車最大手、GM。同社が新たに、米国市場で12万台をリコールすることが分かった。
これは8月15日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が公式サイトで明らかにしたもの。「GMからキャデラックなど複数車種について、リコールの届け出を受けた」と発表している。
今回のリコールは、シートの不具合が原因。シートの固定が不充分なために、衝突事故など大きな荷重がかかった場合、シートが外れる可能性があるという。
リコールの対象となるのは、2014年モデルのキャデラック『CTS』と『ELR』、2013‐2014年モデルの『ATS』、シボレー、GMC、ビュイックの各車。米国で販売された12万4007台が、リコールに該当する。
GMは対象車を所有する顧客に通知。8月末から、シートを正しく固定するリコール作業を行うとしている。