JR北海道、711系引退記念の道央ツアー実施…10月

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711系の国鉄色(左)と現行色(右)。10月の引退記念ツアーでは国鉄色を復刻した編成による専用列車が運転される予定。
  • 711系の国鉄色(左)と現行色(右)。10月の引退記念ツアーでは国鉄色を復刻した編成による専用列車が運転される予定。
  • 専用列車に取り付けられる予定のエンブレム(左)とサボ(右)。これと同じ形の記念乗車証が追加料金で用意される。
  • 室蘭駅で発車を待つ711系(2005年)。本年度末までに全車引退する予定だ。

JR北海道は8月20日、711系電車の引退記念ツアー「『711系国鉄形電車』で行く道央縦横断の旅」を10月5~6日に実施すると発表した。

711系は1968年、函館本線小樽~滝川間の電化を機に登場した、国鉄初の在来線用交流専用電車。現在は1980年の千歳線・室蘭本線電化開業時に導入された100番台のみ運用されているが、これも8月30日のダイヤ改正で大幅に減少し、2014年度末までに全車引退する予定だ。

このツアーでは『ありがとう711系・道央縦横断号』という専用列車を仕立て、国鉄時代の塗装を復刻した編成(S110編成またはS114編成)を使用する予定。専用のヘッドマークとエンブレムが装着される。基本行程は旭川発着の1泊2日だが、途中の深川・滝川・岩見沢・札幌各駅から参加できるプランもある。募集人員は150人(最少催行人員80人)。専用列車のダイヤは以下のとおり。

■10月5日
旭川8時30分頃発~深川8時55分頃発~滝川9時35分頃発~岩見沢10時20分頃発~札幌11時16分頃発~小樽12時00分頃着・14時08分頃発~東室蘭16時51分頃着~室蘭17時07分頃着
※桑園~札幌間は函館本線~札沼線の渡り線を走行

■10月6日
室蘭10時14分頃発~東室蘭10時30分頃発~北海道医療大学13時28分頃着・14時00分頃発~札幌14時36分頃着~岩見沢15時33分頃着~滝川16時18分頃着~深川16時35分頃着~旭川16時59分頃着

参加者には711系をデザインしたバゲージタグやオリジナル硬券タイプ記念乗車証が付くほか、追加料金で名前入りエンブレム形記念乗車証やサボ形記念乗車証も用意される。旅行代金は大人一人あたりの場合、旭川発着で2万6800円~2万7800円、札幌発着で2万2800円~2万3800円。申込みはJR北海道ツインクルプラザ(旅行センター)旭川支店で受け付ける。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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