格安航空大手のエアアジアは中央アジアにおける格安航空事業の展開に向けて実現可能性調査を実施している。
情報筋によると、カザフスタン政府からエアアジアに対して、格安航空事業の展開に関する依頼があったという。カザフスタンでは多くの航空会社が事業を行っており、「カザフスタン戦略2050」では同国を欧州とアジアを繋ぐ輸送・エネルギーのハブとする目標が掲げられている。カザフスタンは2014年5月、ロシアとベラルーシとの間で、「ユーラシア経済共同体」の設立に向けた盟約を締結した。カザフスタンの人口は約1,800万人。中間所得国家で、世界銀行のデータによると、国民1人当たりの国内総生産(GDP)は2013年、1万3,000米ドル(4万1,270リンギ)となっている。
エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、ミャンマーやカンボジアの市場に事業を拡大し、東南アジア諸国連合(ASEAN)の航空会社としての立場を強固にすると表明している。