南海「わくわく電車らんど」、9月27日オープン

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みさき公園に設けられる「わくわく電車らんど」のロゴ。9月27日にオープンする。
  • みさき公園に設けられる「わくわく電車らんど」のロゴ。9月27日にオープンする。
  • みさき公園に設置される鉄道体験施設「わくわく電車らんど」のイメージ。9月27日にオープンする。
  • わくわく電車らんど内のイメージ。10000系「サザン」など実際に使用されていた車両や実物大模型のカットモデルを展示し、写真撮影や運転士体験、車掌体験を楽しめるようにする。

南海電気鉄道は8月8日、同社のレジャー施設「みさき公園」(大阪府岬町)に整備する子供向け鉄道体験施設の名称を「わくわく電車らんど」に決めたと発表した。9月27日にオープンする。

わくわく電車らんどは「『触れる』『体験する』『学ぶ』を重視した展示構成」の子供向け鉄道体験施設。建物はテント構造で、延床面積は約480平方mとなる。入館に際してはみさき公園の入園料のほか、同園アトラクションカードで一人400円分の入館料を別途支払う必要がある。

実際に使用されていた10000系特急電車「サザン」と7000系通勤電車を、先頭部から約5mでカットして展示。10000系は運転台などで写真撮影を楽しめるようにする。7000系は旧塗装と現塗装の2種類を展示し、車内で車掌体験ができるようにする。50000系特急電車「ラピート」も先頭部から約5mの実物大模型を展示し、内部に運転シミュレーターを設置して運転士体験ができるようにする。

このほか、かつて使用されていたヘッドマークなど南海が所有している鉄道部品を展示。本物の踏切施設などを使用した交通ルールの教育・啓発活動なども順次実施する予定だ。

名称は6月から7月にかけて一般から募集し、阪南市在住の60歳男性の案が採用された。南海電鉄は「子どもたちが心躍らせるような楽しい施設にしたいという当社の思いと合致」「鉄道を想起させる言葉の中で子どもが発音しやすい『電車』という言葉が組み込まれている」ことから「わくわく電車らんど」に決めたとしている。

《草町義和》

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