出光興産、米ファンデールLPG基地から日本向けにブタンの輸出を開始…計画を2年前倒し

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出光興産は、アルタガスとの共同出資会社が株式を保有するペトロガスエナジーが、米国西海岸にあるワシントン州のファンデールLPG基地から日本向けにブタンの輸出を開始したと発表した。

出光興産は、世界のエネルギー需給構造が変化していることを踏まえ、エネルギー源を多様化し、安定供給を図るため、中期的な課題としてガス事業への参入を検討している。カナダのアルタガスと設立した合弁会社は、LPG・原油のマーケティング、貯蔵、輸送などを主要な事業とするペトロガスに資本参加した。

今回、ペトロガスが米国西海岸のワシントン州ファンデールにあるLPG基地を取得し、LPG生産(分留)設備、LPG物流設備と、出光興産の販売ネットワークがつながり、米国西海岸から日本やアジアへLPGを輸出する体制が整ったため、計画より2年前倒しでブタンの輸出が実現した。

カナダ・米国のバッケンを始めとしたシェールガス由来を含むLPGを調達することは、供給ソースの多様化が図れるのに加え、豊富なガス生産量に裏打ちされた供給安定性、日本までの輸送距離の近さに伴う経済性の面でも従来と比べて優位性がある。

出光興産のグループ企業には、世界のLPG海上貿易シェア15%を取り扱い、大型冷凍LPG輸送船21隻の船隊による海上輸送インフラを持つアストモスエネルギーがあると同時に、石油化学事業でLPGを石油化学原料として使用するユーザーでもある。

今後、石油化学事業の競争力強化とともに、グループ企業の連携をさらに深め、生産者から消費者までLPGバリューチェーンを一気通貫でつなぎ、「最強のLPG事業グループ」を目指すとしている。
《レスポンス編集部》

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