ヤマハ発動機は8月5日、2014年12月期の第2四半期累計(1-6月)連結決算を発表し、通期の業績予想を上方修正した。通期営業利益は期首予想から80億円増額の830億円(前期比51%増)とした。
純利益は50億円上方修正の500億円(14%増)を予想している。2輪車の世界販売は、タイとベトナムの市場悪化から、期首予想より約40万台少ない617万台に修正したが、モデルミックスの改善やマリン事業の好調などで収益が高まる。
東京で記者会見した柳弘之社長は「上期は全事業で増収を確保できた。今期は中期計画の前倒し達成に取り組んでいるが、収益力の改善などで達成できる見込みとなった」と評価した。ヤマハは来期(15年12月期)を最終年度とする中期計画で、800億円の営業利益目標を掲げている。