富士重工業は7月31日、2014年4-6月期(第1四半期)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は5934億円(前年同期比+8.5%)、営業利益は787億円(+13.0%)、経常利益は806億円(+24.9%)、四半期純利益は522億円(+7.8%)だった。
スバル車の国内販売は、消費税増税の影響を受け、登録車、軽自動車ともに前年を下回り、同33.2%減の2万7000台となった。一方、海外販売は、『フォレスター』の販売が引き続き好調に推移したことに加え、新型『WRX』が好調なスタートを切り、北米市場では同6.4%増の12万3000台、海外販売合計は同10.7%増の16万6000台と伸長した。この結果、全世界合計の販売台数は同1.3%増の19万4000台となった。
連結売上高は、販売台数の増加と為替変動の影響等により、同8.5%増の5934億円となり、売上高、海外販売台数、全世界販売台数は第1四半期として過去最高となった。
損益は、販売の伸長に伴う販売管理費の増加や、今後の成長に向けた試験研究費の増加等を、為替変動の影響や売上構成の改善、原価低減の進捗等で吸収し、増益となった。営業利益、経常利益、当期純利益ともに第1四半期として過去最高となった。
通期連結業績見通しは、前回予測を据え置いた。