ロールスロイスは、エアバスの新型『A330neo』のエンジンに「トレント7000」が採用されたと発表した。
新しいトレント7000は、6万8000ポンド~7万2000ポンドの推力を持ち、既存のトレント700と比較して、性能と経済性を進化させた。燃料消費率(SFC)を10%向上し、バイパス比を倍増、感覚騒音レベルを抑える。
A330neoは、トレント7000エンジンのみを装備することになった。エアバスのファブリス・ブレジエCEOは「ロールス・ロイスのトレント7000は、世界に先行する経験と、最新鋭の技術により、今後何十年にもわたり、重要な役割を果たすであろう」とコメントしている。
トレント7000は、シリーズ7番目のエンジン。ロールス・ロイス製トレント・エンジンの累積飛行時間は過去19年間で7500万時間を超えている。就航中のエンジン、受注済みエンジンともに、ワイドボディ機の多くでトレントエンジンが稼働している。
トレント7000の初のエンジン試験は2015年を予定しており、2017年に型式証明を取得し、2017年第4四半期のサービス開始を目指している。