BMWとエアバスがタッグ、量子コンピューター活用チャレンジ開催

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  • エアバスとBMWグループが開催する量子コンピューターを活用したチャレンジ「The Quantum Mobility Quest」のイメージ

BMWグループは12月6日、「The Quantum Mobility Quest」と題して、量子コンピューターを活用したチャレンジを航空機メーカーのエアバスと共同で行うと発表した。従来のコンピューターでは克服できなかった航空・自動車分野の課題に取り組む。

このチャレンジは、世界初の試みという。世界的な業界リーダー2社が、量子コンピューターをリアルワールドで活用することで、より効率的で持続可能かつ安全な輸送の未来に向けたソリューションを発見していく。

量子コンピューターは、計算能力を大幅に向上させ、現在最も高性能なコンピューターでさえ苦戦している複雑な課題を解決できる可能性を秘めている。とくに、輸送分野のようなデータ駆動型の産業にとって、この新たなテクノロジーは、さまざまな産業や業務プロセスのシミュレーションにおいて重要な役割を果たし、将来のモビリティ製品やサービスを形作る機会を開く可能性があるという。


《森脇稔》

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