ヤマハ発動機は、新開発の空冷150cc・FIエンジンを搭載したスポーツモデル「FZ」シリーズの新製品『FZ』『FZ-S』を7月からインド市場などで発売する。
新FZ、FZ-Sは、現行モデル『FZ16』『FZ-S』の後継として、「燃費&走行性能向上とシャープなスタイルの融合」をコンセプトに開発。標準モデル、FZに対し、FZ-Sはメーターバイザーを装備し、さらにスポーティな外観としている。
新型車は新開発の軽量フレームに150cc FIエンジンを搭載。現行モデル比14%向上の良好な燃費と加速性能を両立する。また外観は、パワフル感、空気を切り裂くシャープさ、ワイルドさを調和させたボディデザインとしたほか、サリーガード一体化により軽快なスタイルを実現させた可動式リアフェンダーなどを備える。
世界最大のインド二輪車市場は年間総需要約1400万台強。この中で150~180ccのスポーツタイプの二輪車は約10%を占めている。2008年に同社が導入した「FZ16」シリーズは、10~20代の若い男性を中心に支持を得てインド市場での累計販売台数は77万台に及び、同社インド二輪車事業の柱となっている。
ヤマハ発動機では、今回の新「FZシリーズ」投入により、国内外への販売を拡大していく。
価格はFZが7万6250インドルピー(約12万9000円)、FZ-Sが7万8250インドルピー(約13万2000円)。