ジャガー日本で好調…Fタイプクーペ 最量販市場に「新型 XE でさらに伸びる」

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ジャガーXEの予告イメージ
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  • ジャガー・Fタイプクーペ
  • ジャガー・Fタイプコンバーチブル
  • ジャガー・ランドローバージャパンマーケティング・PRディレクターの若林敬市氏
  • ジャガー・C-X17
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  • ジャガー・XJ
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ジャガー・ランドローバー・ジャパンの、2013年での日本市場の販売状況は、対前年比55%増であったという。

ジャガー初のクロスオーバー・コンセプト『C-X17』の日本初披露の席上において、同社マーケティング・PRディレクターの若林敬市氏は、グローバルと日本市場の状況を説明した。

ジャガー・ランドローバーグループのグローバルでの販売状況は、「対前年度比(4月から3月期)16%増(2013年の37万4636台から43万4311台)と、3年ほど前の20万台規模から、大変な勢いで伸びている。これは、今年に入っても止まらず、対前年比14%(2013年1月から5月期で17万6451台から2014年同期20万778台)だ」と説明。

日本市場も同様で、「2013年の2854台から4414台と約55%増で、2010年には2000台規模の会社だったところから、倍以上に伸びている」と話す。しかも、「販売店舗数は3分の1程度の現在約30店舗しかない中で伸びているのが現状だ」という。

この伸びは、「主にランドローバーによるところが大きいが、今後はジャガーの時代になると考えている」と若林氏。現在のラインナップは、大型サルーンの『XJ』、『XF』があり、「XJのコンセプトは、運転する楽しみとくつろぎの両方を提供するクルマ。XFはスポーツカーとラグジュアリーカーを両立したクルマだ」とする。価格帯はそれぞれ900万円台から1800万円台と、500万円台から1200万円台。

『Fタイプ』については、「我々の基幹のクルマ」と位置づけ、「6月に日本でもデビューした『Fタイプクーペ』は、既に予約受注だけで100台以上となり、世界的にも日本が一番Fタイプクーペを売っている国だ」とコメント。

そして、「ジャガーブランドが伸びていくカギとなる、今後の投入モデルは、まず、多くの方に乗ってもらいやすい『XE』が、近々登場する。XJ、XFよりも小さいクルマだ。さらに、我々ジャガーの最新のテクノロジーと美しい素材を使い、優雅なディテールを持ち、イギリスの伝統を具現化したC-X17も、追って実際のクルマとなり、日本を走る日もそう遠くないだろう」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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