UMWホールディングスのサイド・ヒシャム・サイド・ワジル社長兼最高経営責任者(CEO)は、傘下のダイハツ系プルサハアン・オトモビル・クドゥア(プロドゥア)が今年下半期に低燃費自動車(EEV)を発表すると明らかにした。UMWはプロドゥアの株を38%所有している。
19日に開催された年次総会(AGM)後の会見で、サイド・ヒシャムCEOは、EEVは間もなく完成する新工場で生産が行われると言明。EEVの価格に関しては、詳細には触れなかったものの競争力のある価格に設定されると述べた。
自動車事業の見通しについて、国内市場における競争の激化が予想されるが、市場シェアを維持できるとの見解を示した。またEEVの発表も市場シェアの維持につながると見込んでいると述べた。
マレーシアの昨年の市場総需要量(TIV)は、65万5793台だった。うちプロドゥアが19万6071台、UMWトヨタ(レクサスを含む)が9万2521台を販売。両社を合わせた市場シェアは44%だった。
(ザ・スター、ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズ、6月20日)