【スバル レヴォーグ 発売】1.6と2.0、クルマの性格に応じた2つのリニアトロニック

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スバル レヴォーグ 1.6リットルエンジン用リニアトロニック
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  • スバル レヴォーグ 1.6GT
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  • スバル レヴォーグ 2.0GT-S
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いよいよ20日より国内発売するスバル『レヴォーグ』。グレードは環境性能を重視した1.6リットルターボ、高性能、よりスポーツに特化した2.0リットルターボエンジンの大きく2種類に分かれる。そして、その違いはエンジンだけではない。

搭載されるトランスミッションは「リニアトロニック」というベルトドライブ式CVTだが、それぞれの性格に特化した機構を採用していると、トランスミッション設計部の関谷雄一氏は語った。

「レヴォーグには、無段変速であるという点以外ではタイプの全く異なるものを採用しています。1.6リットルには環境性能を重視した小型・軽量のものを搭載しています。従来よりも低粘度のオイルを採用することで撹拌抵抗(リニアトロニック作動時のオイルの抵抗)を低減し、燃費17.0km/リットルの達成に寄与しました」。

続けて、2.0リットルDIT用についても関谷氏が解説。「大出力・高トルク対応の、スポーツ性能が高いタイプを搭載しています。レヴォーグの2.0リットルのタイプには、よりスポーツ感覚を高めるため、アクセルを大きく踏み込んだ際に、まるでギア式のトランスミッション車のような段階変速を演出する仕掛けを、今回初めて組み込みました。この段階変速は、MTモードの設定値とは関係なく作動します」。

レヴォーグは全タイプAWDだが、リニアトロニックは前後輪のトルク配分も2種類で異なるという。関谷氏は「1.6リットルは前輪重視の駆動で、駆動配分は通常が前後輪60:40。状況に応じてセンターデフが後輪にトルクを流していくという考え方です。一方2.0リットルは、前後輪の通常配分が45:55で後輪を強めにすることで、スポーツ性を高めています。1.6リットルとは異なり、センターデフで前後輪にトルク配分をするという考え方です」と解説した。

《阿部哲也》

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