関東運輸局は、5月に合計3隻の外国船舶に対して、重大な欠陥があるとして出港差し止め処分を行なった。
同局では、船舶の安全運航と海洋環境の保全の観点から、管内に入港する外国船舶に対して構造・設備の状態、船員の資格などが関係する国際条約の基準に適合しているかを検査する外国船舶監督(PSC)を実施している。
5月に検査を実施した外国船舶96隻のうち、3隻について重大な欠陥があると認定、是正終了まで出港を差し止める。
欠陥があったのは、3隻ともカンボジア船籍の一般貨物船。「YEN DE」が救助艇の解放装置の不稼働やISMコード上の欠陥、「HAI XIANG」が海図の不所持とISMコード上の欠陥、「HOLY FAIRLY」が油水分離器の排出水に油が混ざっていたことと、救助艇のエンジン不稼働。