イタリアの自動車大手、フィアット傘下のアルファロメオは6月10日、北米での販売ネットワークとして、86拠点を展開すると発表した。
アルファロメオは1995年を最後に、米国市場から撤退。当時は品質面での問題を抱えており、販売不振から撤退を決断した。しかし、2008年3月、フィアットのセルジオ・マルキオンネCEOは、アルファロメオの米国市場再参入の意向を表明。そのための準備を進めてきた。
そして2014年4月、アルファロメオは、ニューヨークモーターショー14において、『4C』を北米初公開。同時に、アルファロメオの北米市場復活を宣言した。まずは2014年6月、導入記念車の『4Cローンチエディション』を、500台限定で発売する。
6月10日、アルファロメオは、北米での販売ネットワークとして、86拠点を発表。既存のフィアットとマセラティのディーラーの中から、86店舗がアルファロメオの取り扱いを開始する。
86店舗の内訳は、米国が82、カナダが4。米国では、33州に販売店を置く。中でも、カリフォルニア、テキサス、フロリダの3州が、全米で最もアルファロメオ・ディーラーの多い州になる。