ロールスロイスは、英国に航空機エンジン用ディスクを製造する拠点をオープンしたと発表した。
新拠点は2016年に完全にオープンすると、施設は1万8000平方メートルとなり、年間2500基のタービンディスクを製造する能力を持つ。世界で最も効率的な航空機用エンジンとなるトレントXWBを含むトレント・エアロ・エンジン向けのファンディスクとタービンディスクを製造する。
工場には、塗装や化学処理などで画期的な製造技術を導入するほか、研磨や加工、検査工程には、ロボットによる自動設備を導入する。これによって従来と比べてディスク製造工程の時間を半減できる。
航空機エンジン用ディスクは、エンジンの超高温化にあるブレードを保持する。このため、特別な処理が行われ、高精度な加工技術が求められる。