6月7日、プロ・モトクロス選手権の第3戦がコロラド州レイクウッドのサンダーバレイにて行われ、250クラスではモンスターエナジー/プロサーキット/カワサキのブレイク・バゲットが総合優勝を果たし、ジェレミー・マーティンの連勝を阻んだ。
250クラスのモト1ではトロイリーデザインズ/ルーカスオイル・ホンダのジェシー・ネルソンがホールショットを奪い、その後方にはゲイコ・ホンダのジャスティン・ボーグルとヤマルーブ/スターレーシング/・ヤマハのコンビであるクーパー・ウェッブとマーティンが続くこととなった。
ネルソンはモト1の最初の20分間、トップを維持したが、第8ラップでレーストラックから飛び出しマーティンにリードを奪われてしまう。さらに第9ラップにはウェッブに2番手を譲ってしまった。ウェッブはその後マーティンの背後に迫ったがクラッシュ、ポジションを落としてしまった。
モト2のスタートではゲイコ・ホンダのザック・ベルがホールショットを奪取し、マーティンはトップ5外からスタートを切った。ベルのリードは長く続かず、バゲットがトップの座を奪う。その後マーティンが3番手のライダーを追う間にクラッシュし、結局このモトを6位で終えたことで、バゲットが4‐1の総合優勝を果たすこととなった。
「しばらく勝ってないと辛いものだが、僕はマーティンの連覇を止めたかった。僕達は良い方向に向かっているし、まだ18のモトが残っているので、何でも起こり得るだろうね」と勝利したバゲットは語った。
尚、プロ・モトクロスの第4戦は6月14日、ペンシルバニア州マウント・モリスのハイ・ポイント・レースウェイにて行われる予定である。
250クラス(モト・フィニッシュ)
1. ブレイク・バゲット/カワサキ(4‐1)
2. ジャスティン・ボーグル/ホンダ(3‐2)
3. ジェレミー・マーティン/ヤマハ(1‐6)
4. ジェシー・ネルソン/ホンダ(2‐9)
5. マーヴィン・ムスキン/KTM(7‐4)
250クラス・チャンピオンシップ・スタンディングス
1. ジェレミー・マーティン/ヤマハ ‐ 140
2. クーパー・ウェッブ/ヤマハ ‐ 114
3. クリストファー・パーセル/ヤマハ ‐ 93
4. ブレイク・バゲット/カワサキ ‐ 91
5. ジャスティン・ボーグル/ホンダ ‐ 90