国土交通省は6月3日、平成25年度の航空機輸送統計の速報を発表した。
発表の要旨は、平成25年度における国内定期航空輸送の旅客数は幹線が3936万人で対前年比6.7%増、ローカル船が5329万人で対前年度比8.5%増、全体では9264 万人で対前年度比7.7%増の伸びを示しており、昨年に引き続き増加傾向にある。
なお、幹線とは、新千歳、羽田、成田、伊丹、関西、福岡、那覇の各空港を相互に結ぶ路線のことで、ローカル線とは、それ以外の路線をいう。
また国内航空貨物については、貨物重量は、幹線が67万3343トンで対前年度比3.6%増、ローカル線が26万1218トンで対前年度比2.2%増、全体として93万4561トンで対前年度比3.2%増の伸びを示しており、昨年に引き続き増加傾向にある。
一方、日本の航空運送事業者による国際航空輸送実績は、平成25年度における国際航空輸送の旅客及び貨物は昨年に引き続き増加しており、旅客数は、1509万人で対前年度比6.2%増、貨物重量は、123万8564トンで対前年度比8.1%増加した。
平成25年度の路線別輸送実績では、1位の羽田-新千歳便から10位の福岡-那覇便のうちの9路線が対前年比100%以上の実績を残した。7位の羽田-広島便のみが対前年比98.5%と若干の減少となった。
路線別の順位では、前年12位の羽田-長崎便が9位に上昇し、前年9位だった関西-新千歳便が11位に順位を落とした。
国際路線の方面別旅客では、中国・韓国以外のアジア方面が対前年比114.0%の伸びを見せ、中国は同103.1%の横這い、韓国は同90.5%の減少となった。