京都市交通局は5月26日、市営地下鉄烏丸線の烏丸御池駅(中京区)にホームドアを設置し、2015年1月から使用を開始すると発表した。
同駅の烏丸線ホームに設置するホームドアは可動式ホーム柵で、扉幅約3m、高さ約1.3mのスチール製。車掌が車両の扉とは別にホームドアの開閉操作も行う。また、柵の設置に備えて今年6月から烏丸御池駅の列車停止位置を変更。1番線ホーム(竹田方面)は6月22日初発、2番線ホーム(国際会館方面)は6月21日初発から、それぞれ国際会館方に13m移動させる。これによりホームでの混雑を緩和し、車掌からの見通しをよくして安全性の向上を図るという。
交通局によると12月まで柵の製作と設置を進め、2015年1月から使用を開始する予定。同駅での運用状況を踏まえ、四条駅と京都駅でもホームドアの使用を開始できるよう取り組んでいく。総事業費は約9億7000万円を見込んでいる。
同じ京都市営地下鉄の東西線では、開業当初からフルスクリーンタイプのホームドアが全駅に設置されている。